「推しのことを語りたいのに、なぜかモヤモヤする」「同じ人を好きな子に、なぜかイライラしちゃう」そんな気持ちを感じたことはありませんか?
SNSやオタ活の中でよく見かける「同担拒否」という言葉。推し活をしている中高生の間でもよく使われている言葉です。
でも、初めて聞いた人の中には「同担拒否ってなに?」「どんな意味なの?怖い人なの?」
と戸惑ってしまう人も多いはず。
この記事では、同担拒否の意味や心理、付き合い方、そして関連用語まで、わかりやすく解説します。
不安や誤解をなくして、推し活をもっと楽しむため、ぜひ最後までご覧ください。
同担拒否とはどういう意味?
「同担拒否」とは、自分と同じ推しを好きな人(=同担)を拒否したい、関わりたくないと思う気持ちのことです。
- 「同担」とは…同じ推しを応援している人
- 「拒否」とは…関わりたくない・話したくないという気持ち
つまり、「同担拒否」という言葉には「私はこの推しが大好きだから、同じ推しを好きな人とは関わりたくない」という意味が込められています。
逆に、同じ推しを好きな人とも楽しく語り合いたいという人は「同担歓迎」と言います。
同担拒否が悪いこと、というわけではありません。感じ方は人それぞれで、どちらが正しいということもありません。
推しの同担拒否をするのはなぜ?心理的背景を解説
では、どうして同担拒否になるのでしょうか?その理由は、意外と繊細な心の動きが関係しています。
独占欲があるから
大好きな推しに対して「誰よりも応援している自信がある」「一番でいたい」という気持ちは、オタ活をしていると自然に生まれるものです。
そんなときに、同じように熱く応援している人が目の前に現れると、比べられているような気持ちになってしまうことも。
「推しへの気持ちは自分が一番強いのに」「この子の方が詳しい、グッズ持ってるって思われたら悔しい」こんな風に思ってしまうことも、珍しくありません。
比較されることが怖い
SNSでは「誰がどんなグッズを持っているか」「何回現場に行ったか」など、推し活の成果が見える場面がたくさんあります。
そんな中で「○○ちゃんのほうが推しから認知されてる」「私なんて全然」と、自分を責めてしまう人も。
同担が近くにいることで、無意識に「比べられる」「勝てない」と感じてしまい、しんどくなる。だからこそ「もう関わりたくない」と思ってしまう人もいるのです。
推しに対する強すぎる想い
ファンレターを送ったり、イベントに参加したり、日々推しを応援している中で、「この人の一番でいたい」「他のファンより想いが強い」と感じることがあります。
それだけ推しが大切な存在である証拠でもあります。
けれど、気持ちが強すぎるあまり、同じ推しを好きな人に嫉妬してしまったり、排他的な感情が出てしまうこともあるんです。
同担拒否の人との関わり方はどうすればいい?
同担拒否の人に出会ったとき、「どうしたらいいんだろう?」と困ってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、以下のポイントを押さえておくと安心です。
事前に「同担拒否かどうか」確認する
オタ友になりそうな人やSNSで繋がった人には、まず「同担拒否かどうか」を聞いてみましょう。
「○○くん推してるんだけど、同担OKな人かな?」と、やさしく聞くのがおすすめです。
とくにX(旧Twitter)やTikTokなどでは、「同担◎」「同担×」「夢思考」などのプロフィール表記があることも。しっかり確認して、トラブルを防ぎましょう。
同担拒否の人とは無理に話さないのがお互いのため
相手が「同担拒否」とはっきり言っている場合は、無理に「語りたい!」「仲良くなりたい!」と近づかないほうが良いです。悪気がなくても、相手を不快にさせてしまうことがあるので注意しましょう。
お互いの気持ちを大切にするためにも、「距離を取る」という選択もやさしさのひとつです。
同担歓迎の人と楽しく推し活しよう
もしもあなたが推しのことを誰かと話したいなら、無理に同担拒否の人と関わるよりも「同担歓迎」の人と繋がって、楽しく推し活しましょう。同じ推しを応援する仲間と語り合えたり、一緒にイベントやライブに行けるのは本当に楽しい体験です。
自分と合うスタンスの人と付き合っていくことで、心地よく長くオタ活が続けられます。
「同担拒否」と関連する推し活用語
オタ活では、同担拒否のほかにも独特な用語がよく使われます。
以下の言葉も知っておくと、よりスムーズにSNSやファン同士の会話についていけますよ。
用語 | 意味 |
同担 | 自分と同じ推しを応援している人 |
他担 | 自分とは違う推しを応援している人 |
夢思考 | 推しと恋愛しているような妄想をするファンスタイル |
地雷 | 自分が苦手・嫌だと感じる言動や行動のこと(例:同担に絡まれるのが地雷) |
垢抜け | 外見やSNSの投稿が洗練されてきた様子(ファンとして成長した感) |
リアコ | 推しに本気で恋をしている気持ち、またはそのファンのこと |
まとめ
同担拒否は、「推しが好き」という強い気持ちゆえに生まれる、繊細で複雑な感情です。一見すると排他的に思えるかもしれません。しかしその背景には比較される不安や、推しへの深い愛情があることを知ると、少し見え方も変わってきますよね。大切なのは、自分と他人の感じ方やスタンスが違っていても、それぞれを尊重し合うこと。無理に関わるよりも、価値観の合う仲間と楽しく推し活をすることで、より健やかに、長く続けられます。オタ活は、誰かと競い合うものではなく、自分が幸せになれる時間をつくるもの。同担拒否を正しく理解して、これからも心地よい推し活ライフを楽しんでください。
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