ファンレターの書き方はどうすればいい?例文と注意点まとめ
「大好きな推しに気持ちを伝えたい!」
そう思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
でもいざファンレターを書こうとすると、
「何を書けばいいの?」「マナーってあるの?」「変な風に思われたらどうしよう」と、不安になってしまいますよね。
そんな方へ、本記事ではファンレターの書き方の基本・例文・守るべきマナーまでを丁寧に解説します。
文通文化が少なくなった今だからこそ、手書きのファンレターには特別な力があります。
言葉にして伝えることで、きっとあなたの想いはちゃんと届きますよ。
あなたの心を込めた一通を書いてみませんか?
ファンレターの書き方基本「丁寧に、気持ちをこめて」

ファンレターを書くうえで最も大切なのは、「上手に書こう」と意識しすぎることではなく、自分の素直な気持ちを、相手に届くよう丁寧に綴ることです。
文字のきれいさや表現力に自信がなくても大丈夫。大切なのは、「応援しています」「ありがとう」といった想いが、まっすぐ伝わること。
手書きの文字には、打ち込んだ文字にはない温かみがあります。
どんなに短い一文でも、心をこめて書けば、その気持ちはきっと伝わります。
下書きをしてから、ボールペンで清書しよう
いきなり本番の便せんに書き始めるのは、ちょっとリスキー。
誤字脱字や、途中で文章の流れが分からなくなってしまうこともあります。
まずはノートやスマホのメモアプリなどで下書きをして、
・どんな内容を書くか
・どういう順番で伝えるか
を整理してから清書に移ると安心です。
清書は、黒か青のボールペンで行いましょう。
シャーペンやフリクションなどの消えるペンは避けるのがマナー。
文字の上手さよりも、「読みやすく丁寧に」が一番大切です。
宛先に間違いがないか確認する
ファンレターは多くの場合、事務所やイベント運営会社宛てに送ります。
住所が変わっていることもあるので、必ず最新の情報を公式サイトやSNSで確認しましょう。
封筒に書く内容は以下の通りです。
- 郵便番号
- 住所(番地やビル名まで正確に)
- 事務所名または運営団体名
- 宛名(〇〇様)
- 担当者名(明記されている場合)
一文字のミスでも届かない可能性があるので、慎重に確認しましょう。
自分の住所・名前は必要?
はい、必要です。
差出人の記載がないと、事務所側で対応できない場合があるため、基本的には自分の名前・住所を書くのがマナーです。
- 便せんの文末に自分の名前(フルネーム)
- 封筒の裏側に自分の名前と住所
とくに返事がなくても問題ない、という場合でも、誰が書いたかを明確にすることが大切です。
切手の料金チェックも忘れずに
封筒のサイズや重さによって必要な切手料金は変わります。
【目安】
通常の定形郵便(25gまで) | 84円 |
定形外や厚手の便せん・写真付きの場合 | 94円以上 |
不安なときは、郵便局の窓口に持ち込むのが確実です。
せっかく書いたお手紙が届かないのは悲しいので、切手の金額には要注意。
何を書いたらいい?例文つきでご紹介
ファンレターは、
①書き出し → ②内容 → ③締めくくり
の流れで書くと、とてもスムーズで伝わりやすくなります。
【書き出し】自己紹介とファンになったきっかけ
まずは自分の名前や住んでいる場所、年齢などを軽く紹介。
そして、どうして推しを好きになったか、最初のきっかけを伝えてみましょう。
例文:はじめまして。大阪に住んでいる高校2年生の〇〇といいます。 ○○さんが出演されていたドラマ『△△』を観て、その演技に惹かれてファンになりました。 |
【内容】感動したこと・感謝・応援メッセージなど
ここでは、好きな理由・影響を受けたこと・感動したエピソードを自由に書きましょう。
例文:先日のライブで○○さんの歌声を聴いて、ファンになりました。 生で聴く歌声は本当に心に響いて、今でもその余韻が残っています。 また、インスタやYouTubeの投稿も楽しみにしています! 忙しい中でファンのために発信してくれる姿に、毎日元気をもらっています! |
【終わり】これからも応援している気持ちを伝えよう
最後に、応援の気持ちと健康や今後の活動への気遣いを込めて締めくくりましょう。
例文:これからもずっと応援しています。 暑い日が続きますので、どうかお身体に気をつけてお過ごしください。 次の作品やイベントで、また○○さんに会える日を楽しみにしています! |
注意点・マナー「やってはいけないことリスト」
気持ちがこもっていても、相手に不快感や負担を与えてしまう内容は避けたいところ。
以下のマナーは、最低限守っておきたい大切なポイントです。
アドバイスやダメ出しはしない
ファンレターは応援の気持ちを伝えるもの。
「もっとこうすればいいのに」「前のほうがよかった」などのアドバイスや指摘はやめましょう。
あなたの素直な「好き」「応援している」が、一番のプレゼントです。
返事のお願いはしない
多くのファンレターを受け取る方にとって、すべてに返事を書くのは難しいこと。
「返事ください」と書くのは、無言のプレッシャーになってしまうこともあります。
「読んでもらえるだけで嬉しいです」 というスタンスが理想的です。
連絡先やSNSのIDを書くのはNG
LINEのID、Instagramのアカウント、メールアドレスなど、個人情報の記載は書かないようにしましょう。
これはマナーというより、セキュリティ上のルール違反になります。
どれだけ気持ちが強くても、一方通行の応援メッセージとしてとどめておきましょう。
便箋の枚数は2〜3枚以内に
伝えたいことがいっぱいあると、つい長くなってしまいがちですが相手の負担にならないよう、2〜3枚以内にまとめるのがマナーです。
文章が長くなる場合は、読みやすくするために段落を分けたり、箇条書きを使うのをおすすめします。
顔写真やプリクラを同封しない
「覚えてもらいたい」という気持ちから写真を入れたくなるかもしれませんが、 写真やプリクラは送らないようにしましょう。
事務所側の規定で処分されるケースもあるので、送っても意味がないことも。
あなたの言葉が、何よりのプレゼントになりますよ。
また、香り付きの便箋やシールなども避けた方が無難です。かわいい飾りつけも良い印象に思えるかもしれませんが、受け取り側がアレルギーや保管ルールでNGにしている場合もあります。
気持ちが伝わるのは飾りよりも、シンプルな紙とあなたの言葉。安心して受け取ってもらえるように、余計な装飾は控えましょう。
あなたの「好き」が届くファンレターにしよう
ファンレターは、たった数枚の便箋にたくさんの「好き」と「ありがとう」を詰め込める魔法の手紙です。
うまく書こうとしなくて大丈夫。
かしこまった言い回しやきれいな字よりも、あなた自身の言葉で、素直な想いを伝えることが一番大切。
本記事で紹介した基本や例文、マナーを参考にしながら、あなただけの言葉で世界にひとつだけのファンレターを書いてみてください。
書き終えたあとは、一度声に出して読んでみるのもおすすめです。
自分の気持ちが伝わっているか、読み手にやさしく届くかを客観的に確認できます。
不安なときは、信頼できる家族や友達に読んでもらってアドバイスをもらってもいいでしょう。
書くことは恥ずかしいことではありません。むしろ、それだけ誰かを大切に思えるってとても素敵なことです。
「ちゃんと届くかな」そんな不安より、「伝えたい!」という気持ちを大切に。
ぜひ、あなたの想いを届ける一通を書いてみてください。
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