パステルカラーとはどんな色?似合う服の配色方法も紹介

ファッション

優しく柔らかい雰囲気を演出してくれるパステルカラーは、ファッションのみならず部屋の壁紙や雑貨、コスメ、家具などにも使われており人気の色です。しかし、「子どもっぽくなってしまう」「膨張して見える」などの理由で抵抗がある方もいるのではないでしょうか?

また、「いつも同じ組み合わせになる」「新しい色に挑戦したいけど似合う色が分からない」と悩むこともありますよね。

本記事では、パステルカラーが似合う人の特徴やおすすめの配色、コーディネートへの取り入れ方について紹介します。

パステルカラーとはどんな色?

パステルカラーとは、赤・青・黄色・緑などの原色に白を加えた明るくて柔らかい色合いのことを指します。「薄いピンク」や「薄いブルー」のような淡く落ち着いた印象や明るく優しい雰囲気を持っており、春夏のファッションに使用されることが多いです。

パステルカラーにはさまざまな濃淡があり、同系色のカラーでも色の濃さが違うアイテムを取り入れることでお洒落に着こなすことができます。

「パステル」の由来

「パステル」という言葉の由来は、フランス語の「pastel」からきています。「pastel」は元々「練り固めたもの」という意味を持ち、粉末状の顔料を使って描くスタイルの「パステル画」という絵画の技法が元になっています。パステル画は、淡い色合いが特徴で柔らかな印象を与えるため、そこから「パステルカラー」という言葉が誕生しました。

パステルカラーはどんな人が似合う?

パステルカラーが似合う人の特徴として分かりやすいのがパーソナルカラー。パーソナルカラーとは、肌のトーンや髪の色、目の色などからその人に似合う色を特定するものです。

大きく以下の4つに分類されます。

  • 明るくて暖かい色が似合う「スプリングタイプ」
  • 柔らかくて爽やかな色が似合う「サマータイプ」
  • 暖かくて深い色が似合う「オータムタイプ」
  • 鮮やかでクールな色が似合う「ウィンタータイプ」

パステルカラーはどのタイプの人が似合うとされているのでしょうか?

順に解説します。

パステルカラーはスプリングタイプ・サマータイプが似合う

パステルカラーが似合うのはスプリングタイプとサマータイプ。

スプリングタイプは、明るくて暖かいトーンの肌を持っているため明るくて柔らかい色合いが映えます。パステルカラーの中でも特に明るいピンクやイエロー、ミントグリーンなどが似合いますよ。

サマータイプは、柔らかくて爽やかなトーンの肌を持っているためパステルブルーやラベンダーなどの爽やかなパステルカラーが特に調和しやすいです。

パステルカラーはオータムタイプ・ウィンタータイプだと似合わない?

オータムタイプとウィンタータイプの方は深みのある色やはっきりとした色が似合うため、パステルカラーを取り入れる際には工夫が必要。

オータムタイプは暖かみのあるアースカラーや深みのあるゴールド、グリーンなどが似合います。パステルカラーを取り入れる際は少し濃い目の色を選ぶと良いでしょう。

ウィンタータイプは鮮やかな原色やコントラストの強い色が似合います。パステルカラーを取り入れる際は、ネイビーなどのはっきりとした色と組み合わせるとパステルカラーが引き立ち、馴染みやすくなりますよ。

オータムタイプ・ウィンタータイプのあなたがパステルカラーの服を着こなすテクニック

オータムタイプやウィンタータイプの方も「どうせ似合わないから」と諦める必要はありません。配色や取り入れ方次第でお洒落にパステルカラーを楽しむことができます。

パステルカラーのアイテムを顔から離れたところに使う

オータムタイプやウィンタータイプの方がパステルカラーを取り入れたい場合は、顔から離れたところに使うのが一つの方法。パステルカラーの柔らかさを活かしつつ、自分に似合う色合いとのバランスを取ることができますよ。

トップスや顔周りには似合うカラーを持ってきて、ボトムスや靴などでパステルカラーを取り入れることでコーディネート全体に軽やかさを加えることができます。

また、ベルトやバッグ、アクセサリーなどの小物でパステルカラーを取り入れるのもおすすめ。全体の印象が柔らかくなりますよ。

パステルカラーのアイテムの他に締め色を使う

締め色を一緒に使うことで全体のバランスが取りやすくなります。パステルカラーの柔らかさを保ちながら、しっかりとした印象をプラスできますよ。

ブラウンやオリーブ、マスタードなどの暖かいアースカラーを締め色として取り入れることで全体に深みを持たせ、秋らしい落ち着いた印象になります。また、ブラックやネイビー、チャコールグレーなどのはっきりとした色を締め色として使うことでパステルカラーの柔らかさを引き締め、モダンで洗練された印象に。

パステルカラーの服のコーデ・配色方法

「パステルカラー」といってもさまざまな色があり、組み合わせに迷いますよね。実際にどのように組み合わせ方をすれば良いのでしょうか?

おすすめのコーディネートと配色を紹介します。

パステルピンクのコーデ・配色方法

ピンクはファッションに取り入れるだけで、柔らかく可愛らしい雰囲気に。グレーやベージュなどの淡色と合わせるとさらに可憐な印象になります。反対に黒やネイビーなどのはっきりした色を組み合わせると、可愛らしい雰囲気の中にも大人っぽさがある甘辛ミックスのスタイルが完成。

ピンク×ベージュのコーディネート

ピンクとベージュの組み合わせは、柔らかさと暖かさを持ち合わせています。カジュアルからフォーマルまでさまざまなファッションに対応することができ、洗練された雰囲気を演出します。また、バッグや靴などの小物をベージュで揃えることで全体のバランスを整え、コーディネートを引き締めることができますよ。

ピンク×ネイビーのコーディネート

ピンクとネイビーの組み合わせは、色のコントラストがありながらもバランスの取れた印象に。ネイビーの落ち着いた色合いがピンクを引き立てながら、全体に上品さをプラスします。春夏だけでなく、秋冬の雰囲気にも馴染むため一年中楽しむことができますよ。

ピンク×黒のコーディネート

ピンクの柔らかさと黒の深みが対照的で、互いの色を引き立たせます。ピンクは柔らかさや可愛らしさを演出し、黒は洗練された印象を与えるためエレガントかつ大人っぽいコーディネートに。鞄や靴も黒でまとめることで、さらに全体のバランスが取れた引き締まった印象になりますよ。

ピンク×グレーのコーディネート

グレーとピンクの組み合わせは、穏やかでエレガントな印象に。子どもっぽくなりがちなピンクのフリルスカートですが、グレーと合わせると大人っぽさと華やかさを兼ね備えた女性らしいコーディネートになります。さらに靴やアクセサリーで大人っぽさをプラスするとフォーマルなシーンでも違和感のないスタイルが完成。グレーとピンクそれぞれの色の濃さが変わると一気に印象が変わるため、さまざまなファッションを楽しむことができます。

パステルパープルのコーデ・配色方法

紫は神秘的で高貴な色とされ、ファッションに取り入れるだけでおしゃれ上級者に。特別なイベントで着用するパーティードレスにも良く使われています。組み合わせ方によっては柔らかく、優しい印象にもなるためさまざまなファッションスタイルを楽しむことができますよ。

紫×ベージュのコーディネート

紫とベージュの組み合わせは、柔らかく落ち着いた印象に。穏やかで優しい色合いの紫と暖かみのあるベージュで全体的に優しい雰囲気を演出します。この配色はパンツスタイルでもカジュアルになりすぎず、大人っぽく着こなすことができますよ。

柔らかく爽やかな印象で、春や初夏に似合うスタイルです。

紫×スカイブルーのコーディネート

紫とスカイブルーの組み合わせは、爽やかで明るい雰囲気に。優しい印象の紫とスカイブルーの明るさが組み合わさることで春〜夏にぴったりの爽やかな印象を与えます。さらに、柔らかさと優雅さを感じさせるため、女性らしさを演出。

明るい色同士の組み合わせは、全体のバランスと考えることが重要です。靴や鞄などの小物の色味も合わせると、よりまとまりが出ておすすめ。

紫×ピンクのコーディネート

紫は落ち着いた印象を与え、ピンクは華やかさをプラスします。全体的に柔らかく女性らしい印象に。特に春や初夏によく合い、花や自然の色合いを連想させます。一見難しそうに感じる「紫×ピンク」ですが、色味を合わせると意外と馴染みます。「紫×ピンク」で十分華やかさが出るため、小物は白などの控えめな色で調節するのがポイントです。

パステルグリーンのコーデ・配色方法

緑は自然や植物を連想させるため、穏やかで安心感のある印象に。さらに、どんな色とも馴染みやすくコーディネートの幅が広がります。組み合わせによっては活力やエネルギーを感じさせ、スポーティーなスタイルに使用されることも多いです。

緑×ベージュのコーディネート

緑とベージュの組み合わせは、互いに邪魔することなくバランスの取れた優しい印象に。明るく軽やかな色合いが春夏によく合います。柔らかく優しい雰囲気でありながら、少し個性的なおしゃれさもあるため、日常からフォーマルなシーンまで幅広く活躍します。

緑×スカイブルーのコーディネート

シンプルなデニム合わせのスタイルでも緑を取り入れるだけで一気にお洒落上級者に。「緑は少し抵抗がある」「取り入れるのが難しい」と感じている方は、シアー素材やシャツ、薄い色味などでさりげなく取り入れるところから始めるのをおすすめします。
緑はさまざまな色と相性が良いので、ひとつ持っておくと着回しができ、ファッションの幅が広がりますよ。

緑×緑のコーディネート

「周りと差をつけたい」「人と被りたくない」そんなあなたは、全身緑のワンカラーコーデに挑戦してみてはいかがでしょうか。一見難しそうに感じますが、組み合わせやアイテム次第で爽やかにお洒落に着こなすことができます。

また、靴や鞄も同系色で合わせるとさらにまとまり感がでますよ。

緑×黒のコーディネート

一見重たい印象になりそうな「緑×黒」ですが、腕まくりをして抜け感を作ったり薄い色味で調節したりすることで軽やかな雰囲気になります。さらに、緑と相性の良い白を間に挟むことでまとまりのあるスタイルに。
「緑×黒」で十分存在感があるので、これ以上色を使いすぎないのがポイントです。鞄や靴などの小物も黒か白で揃えると良いでしょう。

パステルブルーのコーデ・配色方法

青はクールさや落ち着いた印象があり、ファッションに取り入れるだけで一気に大人っぽくなります。信頼や誠実さを感じさせる色とされ、仕事着やフォーマルなシーンで使用されることが多いです。組み合わせによっては爽やかで活気ある印象を与えることも。

青×キャメルのコーディネート

青とキャメルの組み合わせは、柔らかさと落ち着き差を兼ね備えた配色でバランスの取れたコーディネートに。青は明るく活発な印象を与え、キャメルは自然で落ち着いたトーンを持っているため、季節問わず一年中活躍します。

「青は似合わない」「レベルが高い」と感じている方は、上に違う色のシャツを羽織ったりストライプやチェックなどの柄物から取り入れると馴染みやすくておすすめ。

全体的に膨張して見えるときは靴や鞄に黒などのはっきりとした色を入れるとバランスの良いコーディネートが完成です。

青×グレーのコーディネート

青とグレーの組み合わせは、柔らかくエレガントな印象に。青とグレーは組み合わせやすくバランスが取れたコーディネートになります。青が基調のコーディネートに「なにか物足りない」と感じるときはグレーの小物やジャケットを取り入れると一気にまとまりが出るのでおすすめ。パンツスタイルでもスカートスタイルでも、洗練されたエレガントな印象になります。フォーマルなシーンのコーディネートに迷ったら「青×グレー」の組み合わせで考えてみてはいかがでしょうか。

青×ベージュのコーディネート

コーディネートが難しそうな青のタイトスカートも、ベージュと組み合わせることで一気に柔らかい印象になります。そして、制服感が出てしまったり子どもっぽくなりやすかったりするベージュのニットは、青と組み合わせることで可愛らしさの中にも大人っぽい雰囲気を残すことも。「子どもっぽくなりやすくて最近着ていない」というベージュのアイテムがある方は、一度青色のアイテムと合わせてみてください。

まとめ

パステルカラーはその柔らかく優しい雰囲気で、あなたの魅力を引き出してくれます。自分に似合う色や配色を見つけ、工夫を凝らして取り入れることで、より一層個性を引き立てることができるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、パステルカラーの可能性を広げて、自分らしいスタイルを楽しんでください。新しい色やコーディネートに挑戦することで、日常がさらに明るく彩られるはずです!

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